晴れて介護スタッフとして採用され、その介護施設に初出勤するという場合、事前研修や介護関連の資格取得の折既にその施設を訪れ活動した事があるというのであればそれ程心配になる事はありませんよね。
施設内の間取りや連絡先、スタッフの顔触れ等既にある程度理解し慣れている筈ですから初の仕事でも速やかに業務の段取りに慣れる事が出来るでしょう。
しかし問題となりがちなのは面接だけでしか訪れた経験が無く、自宅からも遠く満足に見学も出来なかった施設に出勤するケース。
初日からスムーズな仕事運びが期待される介護の仕事にあって、いきなり部屋の場所や連絡先が分からずオロオロとしてしまう様では周囲スタッフからの第一印象も良くありませんし、大きな信頼を勝ち取る事も出来ません。出来るだけこうした事態が起きない様、初出勤前には十分な実地研修を積ませてもらえる施設を選択するか、あるいは面接の際に隅々まで施設を見学させてもらう事が必要となってくる訳です。
ただ前者程の余裕を持った介護施設は殆ど存在せず、施設側としてもすぐに力となってくれる即戦力を期待しているものですから、やはりすぐに業務に慣れる様基本的な業務スキルを身に着けておく事は最低条件として、後者に重点を置くべきでしょう。前述の様に遠隔地の施設で見学に掛けられる時間的余裕が無い場合、本気でその施設での採用を目指すなら宿泊込みで十分施設の見学が出来る時間的余裕を作った上で面接に臨むのが理想的でしょう。あるいは自らの生活に支障の無い程度で身近な施設の求人をチョイスするかです。